お知らせ

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2025年度建築文化事業<建築文化週間2025>参加事業
見学会「沖縄の近代コンクリート建築物からみる建築文化と継承」 (登録 2025年7月10日)

 沖縄県は、日本国内で最も鉄筋コンクリート(RC)建築物が多く普及している地域です。その背景には、台風や塩害といった厳しい自然環境への適応、戦後復興期の米軍統治下での建築技術の導入、そして地域の歴史・文化が深く関係しています。これらのコンクリート建築物は、沖縄の文化や社会を反映し、地域住民の記憶に刻む重要な資産です。
 本見学会では、沖縄の近代コンクリート建築物を通じて、地域に根差した建築文化を再発見し、これらの建物がどのように時代を超えて受け継がれているのかについて、「歴史的背景の理解」、「建築文化の再発見」、「保存と継承の取り組み」を中心に学ぶ機会を提供します。
 対象のコンクリート建築物として、大宜味村役場旧庁舎や今帰仁村中央公民館および名護市庁舎など、沖縄の特徴的な近代コンクリート建築物を見学し、建築の保存や活用について関心を深めていくことを期待しています。


2025年度日本建築学会 支部共通事業
第66回全国大学・高専卒業設計展示会 九州地区開催のご案内 (登録 2025年7月10日)

佐賀地区

沖縄地区

熊本地区

福岡地区(大会会場)

大分地区

長﨑地区

北九州地区


見学会とトークセッション「孤風院のこれからについて考える」 (登録 2025年7月10日)

 孤風院とは、1908(明治41)年に建てられた熊本高等工業学校(現熊本大学工学部)の講堂が、1974(昭和49)年、建設からの経年と激化する学生運動への懸念を理由に取り壊しが決定されたことを受け、当時熊本大学の助教授であった建築家の木島安史(1937-1992年)により1975(昭和50)年に住宅兼アトリエとして阿蘇に移築・改修された木造建築である。氏の逝去から30年以上が経過し、これまでに氏の関係者や熊本大学によって補修などの様々な取り組みがなされてきた。現時点では個人で維持されているが、熊本地震を経て補助金を受け登録文化財の手続きが進められている。参加者の皆さんに孤風院を見学し、明治期の建築を継承することについて考えていただきたい。午後のトークセッションではこれまでの取り組みに関わってこられた方々にそれらの取り組みと課題についてお話いただき、孤風院のこれからについて考える。


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